【生産現場から】
◤水稲の出穂が始まりました

6月18日から田植えを行いましたが、8月末頃から順次出穂が始まりました。
8月の長雨・日照不足などで病害虫の発生を心配しましたが、昨年に比べ植物体の生長も良く、出穂も順調に進んでいます。
出穂後40日したら収穫期を迎えます。
10月下旬には美味しいお米をお届けできるように栽培管理に注意を払っていきます。
◤白ねぎは元気に育っています

8月11日からの長雨により畑が湛水し根への影響が心配されましたが、元気に育っています。
天候が回復した8月末に中耕し培土を行いました。
今後、白ねぎの生長に合わせて更に培土を行い畝を高くしていきます。
ねぎの白い部分を長くするためには、できるだけ高くする必要があります。
◤大豆の中耕・培土を実施

7月21日・26日に播種した大豆は、発芽後しばらくすると雑草も発生してきます。
雑草の生長は早く先ずは中耕し雑草を除去した後に培土して畝立てしていきました。
8月11日からの長雨により作業が非常に遅れてしまいました。
右写真は8月26日の2回目の中耕・培土作業の状況です。
この後は、遅れて発生する雑草を除去していくことと、害虫の発生には注意を払いながら生長を見守っていくことになります。
◤これまでにない降雨が続きました

今年の8月の天候はとても異常でした。
8月11日から降り出した雨は、18日まで降り続きました。
19日の午後からやっと晴れ間が見えましたが、20日から再び降雨となり、結局、24日まで雨模様が続きました。
えびの市でのこの間の全降水量は1,267mmに達し、8月の平年(統計期間/1991年~2020年)の降水量582.8mmの2.17倍と非常に多かったことがわかります。

なお、えびの市の平年の年間降水量は4,625mmですから、8月の2週間程度でその27.4%が降ったことになります。
幸いにも河川の氾濫や土砂崩れ等の大きな災害は起こりませんでした。

この時期は、大豆、ゴマ、白ネギ、スイートコーンなどの露地作物の中耕・培土を行う大事な時期です。
もちろん、土が乾いた状態でないと作業ができませんので、降雨の期間中はどうすることもできない状況になります。
雑草の生長を考えると、適期に作業する必要がありますが、天候によりどうすることもできない状況に追い込まれました。
また、長い間、土壌は浸(湛)水状態でしたので、根へのダメージが心配されます。農業をする上では、天候に抗(あらが)うことはできませんので、その影響が最小限であることを願うばかりです。
◤農産物の出荷状況及び今後の見込み(旬の農産物をお届けすることを基本にしています)
9月・10月は、以下のような農産物をお届けできる予定です。
<9月に出荷できる農産物>
米、ニラ、玉ねぎ、ピーマン、オクラ、にがうり、なす、きゅうり、かぼちゃ、小松菜、チンゲンサイ、しそ、空心菜、ニンジン、くりなど
<10月に出荷できる農産物>
米、ニラ、ピーマン、オクラ、にがうり、なす、きゅうり、小松菜、チンゲンサイ、ほうれん草、ニンジンなど
※農産加工品としてポンセン、玄米コーヒー、味噌もあります。
◤お客様の声
農産物や農産加工品を購入していただいたみなさまから、ツイッターを通じて感想をいただいています。
本坊農園の「こだわり」をご理解いただき感謝しています。
【お客様A】
本坊農園さんの農薬化学肥料不使用のさつまいも、上品な甘さで美味しい。
無農薬なので皮ごと、端も黒くなければ食べちゃう。
感謝です。
【お客様B】
本坊農園さんの里芋とイカで煮物。
ねっとり柔らかな美味しい里芋です。
子どもの好きな人参追のニンニクたっぷり入れてペペロンチーノ風。
2歳の下の子が大好加。
鳥取の茶豆に本坊農園さん物なので鷹の爪なしですが。美味しいです。
【お客様C】
本坊農園さんの定期便お野菜セットを使って、たくさんのおかずをつくれたぞー!
そして、明日のお弁当の具に繰り越しもチョチョイと。
野菜嫌いの次男がピーマンとゴーヤ食べた。
◤会長の声 / "自然との共生"
私たちは、自然から生かされています。
自然が怒れば即農作物に影響します。
現在、地球温暖化で異常気象が多発して災害、公害、海洋汚染等、人々の健康を守ってくれる自然が壊れています。
私たちが行っている農業生産にも支障をきたし皆様にもご迷惑をおかけしています。
世界の国々が環境浄化の政策を強く推し進めてほしいものです。
◤表紙写真と説明

かぼちゃ苗の定植後のかん水作業をしている