【生産等現場から】
◤水稲の栽培がスタート

6月3日に育苗箱に播種し、その後順調に生育しました。
今年は、農薬・化学肥料を使用しないお米を消費者の皆様に沢山お届けしたいと考え、耕作放棄された水田や昨年水害に遭い復旧した水田などに作付けを増やしたことで、全体面積は9.5haの作付けとなりました。
秋には美味しいお米が届けられるよう、しっかりと管理し生長を見守ります。
◤オクラの生育は順調です

4月20日に播種し、その後生育を続けているオクラは、6月中旬には花をつけ始め、下旬には収穫できるようになりました。
この時期の背丈はまだ低いのですが、これから更に背丈を伸ばしながら、各節に花が咲き実をつけていきます。
11月の霜が降りるまで収穫が続きます。
◤白ねぎの中耕を行いました

6月2日に定植した白ねぎ畑。
雑草の発生が目立ってきましたので、管理機で中耕するとともに、人力でも除草を行いました。これからは、白ねぎの生長に合わせて管理機を使って中耕・培土を繰り返し行っていくことになります。
ねぎの白い部分は土の中で生育します。
培土を繰り返すたびに畝は高くなり、その分ねぎの白い部分も長くなります。12月からの収穫を見込んでいます。
◤農産物の出荷状況及び今後の見込み(旬の農産物をお届けすることを基本にしています)
7月・8月は、以下のような農産物をお届けできる予定です。
<7月に出荷できる農産物>
米、ニラ、玉ねぎ、ニンジン、ピーマン、オクラ、にがうり、トマト(大玉、ミニ)、なす、きゅうり、かぼちゃ
<8月に出荷できる農産物>
米、玉ねぎ、ニンジン、なす、ピーマン、オクラ、にがうり、トマト(大玉、ミニ)、きゅうり、かぼちゃ
※農産加工品としてポンセン、玄米コーヒー、味噌もあります。
◤お客さまの声
農産物や加工品を購入していただいたみなさまから、ツイッターを通じて感想をいただいています。
本坊農園の「こだわり」をご理解いただき感謝しています。
【お客様A】
本坊さんのお野菜が届きました。
開けた瞬間すごくいい匂いがしたのでびっくり!土の匂いなのか、お野菜の匂いなのか。
「わ~~♪♪」ってテンション上がっちゃいました。
美味しくお料理したいな。
人参の長い葉っぱ付き、ピーターラビットみたいと子どもたちと大騒ぎ。
【お客様B】
(送られて来た)お野菜見た瞬間、これは大切に調理しなければと、腕を試されている気分になりました。
変なプレッシャーきましたね。
昨日は辛いもの食べたくてコウケンテツキッチンの新メニューのビビンバを作ったんですが、お野菜たっぷりのビビンバを娘も完食できびっくりでした。
◤会長の声 / 田植え
6月18日に始まり7月6日までかけて9.5haの田植えが終了しました。
全て農薬・化学肥料を使用しないで栽培したいと思っています。
今年の稲作は、例年に比べると田植えが遅くなりましたが、健苗ができ土づくりも完成の域に達してきましたので楽しみです。
近年は地球温暖化の影響で秋の収穫時期になっても気温が高く乳白米となることが多く品質が落ちていますが、今年の収穫は10月20日頃からとなり、涼しくなってからのこととなりますので、味が乗り美味しい米に仕上がると思っていますので楽しみです。
ご期待ください。
◤水害を乗り越えて米作りを継続、そして未来に継承

2020(令和2)年7月3日から4日にかけて、梅雨前線の影響で南九州は大雨に見舞われました。
アメダスで日最大1時間降水量がえびの市加久藤で74.5㎜の観測史上最高となり、期間雨量も400mmとなりました。
えびの市大河平(おこびら)を流れる川内川が氾濫し、水田に土砂・流木等が流れ込み大きな被害をもたらしました。
生育中の水稲が無残にも土砂に埋まったり流されたりしました。
大小の石も流れ込み、そのままの状態では水田として使用できない大きな被害(右上写真)でした。
その後、災害復旧のための工事が行われ、2021(令和3)年5月下旬に完了し、作付けできる状態になりました。
本坊農園では本年度、この水田約120aを新たに借り受け、直ちに自社製堆肥を散布(10a当たり2トン)し耕耘して田植えの準備を行いました(右中写真)。

田植えは7月3日に無事に終えることができました(右下写真)。

災害復旧されても、耕作者の高齢化などで耕作を継続することが厳し場合も見受けられます。
本園では、こうした農地や耕作放棄地も含めて地域資源を活用し耕作しながら、次代に繋いでいくことができるようにすることも大切な使命だと考え実践しています。
◤表紙写真
