【生産現場から】
◤稲は順調に生育しています

水稲の出稲
6月上旬に田植えをした水田では稲の穂が一斉に出揃っています。
4ページに記してある自家製堆肥を基本に木炭も加えて散布するなど、稲の育ちやすい土壌づくりをしていますので順調な生育をしています。
今後、台風や病害虫の発生などに細心の注意を払いながら、一粒一粒の米粒が大きく充実するように育てていきます。
10月はじめから収穫予定ですので、10月上旬には美味しい新米をみなさまのもとにお届けすることができると思います。
◤大豆も順調に生育しています

大豆の生育状況
8月1日に種をまいた大豆は、高温・乾燥の状態でしたが負けずに発芽し、順調に生育しています。
除草剤や殺虫剤などの農薬を一切使わないで育てていますので、雑草は管理機を使って中耕・培土することで取り除いたり、葉を食害する虫は手で取り除いたりしながら大切に育てています。
株の下の方には花を咲かせる準備ができてきています。11月下旬には収穫することになりますが、本坊農園では味噌の加工も行っていますので、一部は原料として使うことにしています。
◤イチゴ苗を育てています

イチゴの育苗
来作のイチゴ栽培に向けて苗の育成を行っています。
次ページの写真左手の親株からランナーを伸ばし芽をポットで受けて生長させます。来作の栽培面積は15アールを予定していますので、約8,000本の苗が必要になります。
現在、必要数を確保するため努力中です。苗の育成段階から全ての栽培期間中は農薬や化学肥料を使用しませんので、害虫や病気に対して細心の注意を払いながら育てていきます。
甘く美味しいイチゴが、12月中旬頃からみなさまのお手元に届けられる予定です。
◤『株式会社本坊農園』って何をする会社
本坊農園では、「『本物の米・野菜・加工品』が笑顔をつくる」を合い言葉に農業活動に取り組んでいます。
会長である本坊照夫が、40年以上をかけて試行錯誤を繰り返し、独自に開発した自家製堆肥による有機農業を行っています。
農薬や化学肥料を使用せず、自家製堆肥により生産された農産物や農産加工品は、健康につながる安全で美味しい食べ物として多くのバイヤーや消費者のみなさまから愛されています。

堆肥舎で良質な堆肥づくり
美味しい米や野菜を作るには、土づくり(=環境づくり)が大切 であると考えています。農薬や化学肥料を使用せず育てた稲わらを食べて育った健康な牛の糞に、海藻・木炭・米糠などを混ぜ合わせ、光合成細菌・納豆菌の助けを借りて発酵熟成させることで天然由来の良質な堆肥を作ることができます。
こうしてできた堆肥を水田や畑に施しています。

イチゴハウス内への堆肥散布
堆肥を施したほ場の土壌は、微生物が豊富で活発に活動しますので、植物の根も元気に生育し植物体も健康に育つことになり豊かな稔りをもたらします。
◤農産物の出荷状況及び今後の見込み(旬の農産物をお届けすることを基本にしています)
9月・10月は、以下のような農産物をお届けできる予定です。
<9月に出荷できる農産物>
キュウリ、ピーマン、ナス、オクラ、ゴーヤ、サトイモ、ニラ
<10月に出荷できる農産物>
米、キュウリ、ピーマン、オクラ、ゴーヤ、サトイモ、ゴボウ、ニラ、水菜、小松菜
◤お客様の声
農産物や加工品を購入していただいたみなさまからお便りが届いています。
【東京都在住のお客様】
「化学物質に過剰な反応が出るため、ほとんどすべての食材で症状が出ますので、症状の少ない食材を探しては試す毎日です。
穀類は症状が強く一部の小麦粉を除き食べられなかったのですが、たまたま見つけた「本坊農園さん」のお米で、はじめて全く何の反応も出ず、体がとても楽なうえに美味しくて、本当に驚くとともに感激いたしました。
毎日おいしくいただきました。」
【日向市在住のお客様】
「何にも食べれない時に、本坊農園のポン菓子を食べて少しずつ食欲が出てきました。
本坊農園の米や野菜を食べて、こんなに元気になって買いに来れるようになりました。嬉しくてたまりません。」
◤編集後記
米をはじめピーマン、キャベツ、ハクサイなど多くの種類の野菜を栽培していますので、毎日、各種作業を行っています。
10月になると米の収穫が始まります。私たちの農業生産・販売の基本は、旬のものをお届けすることです。
これから定期的に、私たちの農業への取組状況等をお伝えできるように頑張ります。
表紙写真

株式会社本坊農園の会長(左)と社長(右)